銀行カードローンの異常な実態とは

銀行カードローンの融資残高が急増していることが大きな社会問題となりつつあります。日本弁護士連合会によると自己破産者が6年ぶりに増加に転じた大きな原因が銀行カードローンの過剰融資であると指摘しています。銀行カードローンの融資残高は2017年の3月末で6兆円を超えており、2012年まではずっと3兆円台を推移していたことを考えると2013年以降の異常な増加が目立ちます。もちろん、銀行カードローンが社会的な役割を果たしていることは否定することはできませんが、これはいくらなんでも異常な状態であるといえるでしょう。

銀行の他の融資よりは遥かに大きな金利を設定でる銀行カードローンが銀行の収益の一つの柱になっていることが伺えます。金融庁が動いたことから慌てた全国銀行協会は自主規制に動き出したのですが、もっと大きな社会問題となりそうな雰囲気があります。貸金業法に定められている総量規制よりもゆるい融資実態があったことも銀行は認めていることから、銀行カードローンにも貸金業者並の規制が必要となっているのは間違いありません。自主規制が効果は発揮するかどうかと言えば足並みが揃うはずがありませんから、おそらく大きな効果は上がらないでしょう。